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小学生が書いた物語 「むこうのホテルと丘の木の下 (3)」 [小学生でも読めるお話]

「むこうのホテルと丘の木の下 (3)」 

 むこうのホテルと丘の木の下 (1)
 むこうのホテルと丘の木の下 (2)

 ※ 長文ですが、小学生が書いたものです。一気に読んじゃってください

 「あれ、クルミちゃん。どうしたのさ。そんなに泣いちゃって・・・。それに他のみんなはどうしたのさ?」
 「すべて終わったのよ・・・。みんなはもういない・・・。」
 「クルミちゃん。いないってどうゆうこと? 説明をしてもらえない。」
 「うん。今日の夜中の一時、私はね起きちゃったの。そこにうすぐらい光が見えてね。何か会議してたの。だからこっそり聞いたのよ。あそこのホテルは悪魔のホテルよ。だってみんな・・・。薬・・を・・・飲ませられて・・・悪人に・・・のっと・・られた・・・・・・・。」
クルミは泣きながら言いました。
友達をうばわれた悲しみとくやしさがこみ上げてきます。

 「戦うのじゃ。戦って勝つのじゃ。そしてみんなを元に戻すのじゃ。」
 「でもどうやって・・・。」
クルミはとても心配です。みんなをたすけたいけど悪魔と戦うのがこわいのです。
 「心配するな。みんなのことを思っていれば必ずたすけられる。」
 「うん。やるわ私。みんなのためにも私、やらないとね。」
 「よくぞいった。さぁ、戦うのです。」
 「うん。私、悪魔に負けないようにガンバル。それじゃ、行ってくるね。」
 「あ・・・うん。」
本当はコロクは心配しています。実は行ってほしくなかったのです。
もうこんなことになればひたすら祈るだけでした。


クルミは次の日の朝、あのホテルに向かいました。
そのとちゅうで若い犬に会いました。
 「こんにちは、犬さん。今日はどちらへ。」
 「ワン。今日はとくに・・・。リスさんはどこに行くのだワン。」
とたずねてきました。クルミは答えました。
 「ドーリーホーラホテルへ行くの。あそこに仲間がつかまって。たすけにいくとこなの。」
と悲しそうに言いました。
その話を聞いた犬も悲しそうです。
 「実はぼくも、仲間がつかまったんだ。その他にも鳥のピッピーや熊のゴロクロも。リスさん、あそこに行くんだ。やめときなって、きけんだよ。」
 「分かっているわ。でも大切な人をおいて逃げていくわけができない。みんなもそうでしょう。ならみんなであのワルモーをやっつけましょうよ。みんなの力を合わせば、ワルモーもどっか行くわ。」
 「えっ、ぼくには無理。でも大事な人をおいて行けない。やっぱりぼくも行く。」
 「私も行きます。」
 「俺様も。」
こうして三人になりました。
クルミはとても嬉しくて涙が出そうになりました。
 「有り難う犬さん。ところで犬さんはなんて名前なの? 私はクルミと言いますけど。」
 「ぼくはフォロック。クルミちゃんよろしく。」
その後、みんなで作戦会議をひらきました。
作戦会議は24時間も続きました。
そして会議が終わった次の朝です。

 ホテルについたクルミ達は友達のいる場所にまっさきに行きました。
みんなをつれ戻し元の平和がくるのがうれしかったのでした。
でもそう簡単にいきませんでした。そこにいたのはきみの悪い人でした。
 「ククル、サラミ、バラサラキ・・・。」
悲しい声で呼びました。返事はかえってきません。
クルミは泣きさけびました。
 「どうだい。俺様の子分は。」
ふりむくと一ぴきのコウモリがいました。いかにも悪です。
 「あなたが私の友達に薬を飲ませ、悪魔にかえたのね。」
 「そうさ。オレがあいつらに薬を飲ませたのさ。」
 「ひどい。なぜそんなことを・・・。私、もうゆるせない。」
 「でももう無駄だ。お前の友達はいない。」
 「とりかえして見せるわ。」
 「ほほぉ。無駄なていこうをして。」
 「ブラックガンジャク様に勝てると思っているのか。」
 「そうだそうだ。」
 「みんな・・・。」
 「どうやらお前の友達は反対しているようじゃな。」
 「そんな・・・。」
クルミはもう言葉が出てきません。
それどころか力がなくなりヘトヘトです。
 「もうだめなんだわ。」
とあきらめかけていた時です。

 「待った。そこの悪魔、この俺様が倒してやる。覚悟しろ。」
と言って一つのペンダントを出しました。
 「なんだそのペンダント。くだらねー。」
 「フフフ。さあ覚悟しなさい。」
と言って光りました。
 「うわぁ。何だこれ。」
 「さぁ、きえなさい。」
一面に光が広がりました。その光景は美しく、目が痛くなりそうです。
 「やめろー。」
ドドドドドーン。大きな音がしました。
そして闇はきえたのです。
クルミは嬉しくて涙が出ました。
 「クルミちゃん、たすけてくれて有り難う。みんなで帰りましょう。」
 「うん。」
こうしてみんなはホテルを出て、あの丘に戻っていこうとした時です。

 「まだ終わってないよ。」
ふたたび復活したのです。
 「なんでここに・・・。死んだんじゃ・・・。」
 「よみがえったのさ。お前たちを殺してやる。」
みんなはガクガクブルブルです。
うしろをふりむかずに一直線に走りました。
そしてついた先はあの丘です。

クルミちゃんは立ち止まり大声で言いました。
 「もうやめて。」
その声でみんなは立ち止まりました。
 「もうやめてよ。もう誰も悲しませたくないの。」
クルミは必死に言いました。
 「クルミ、にげてー。」
グサッ・・・。クルミの体から血が出てきました。
 「もう、や・め・て。」
この一言を言うとバタリと倒れてしまいました。
 「クルミちゃん。死んじゃやだよ。」
森の仲間達は泣きだしました。
 「これもあんたのせいよ。もう二度とこないで。」
みんなの気持ちが強いせいかクルミのペンダントから美しい虹がはなちました。
そしてすべての闇は消えさりました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「それからクルミちゃんのためにお墓を立てたの。今はもう丘も墓もホテルもないんだけどね。歴史としてのこっているのよ。」
「そうなんだ。クルミちゃんっていい人なんだね。」
「何しろ、みんなを救ったんですものね。」
「そうだね。」
こうしてララミーおねえさんのお話は終わりました。あの丘でね。

           ~おしまい~






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今日はちびみかげの卒業式でした。
どんな中学生になるのか、とても楽しみです。
元気一杯成長してね。


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